小椋祥平(MF/34歳)
「マムシの祥平」の愛称で広くファンから愛された。危機管理能力に長け、中盤からの野心溢れるボール奪取は多くのファンを魅了した。今季はリーグ戦最終節を除く41試合に出場。今季最も活躍したと言っても過言ではない。突然の退団発表には多くのサポーターが驚いた。ただ、ベテランの円熟味を増した技術、サッカーに対する姿勢はまだまだ必要とするチームがあるはずだ。新天地でも若手を鼓舞する中心選手になるに違いないだろう。今後も活躍に期待したい。
佐藤洸一(FW/33歳)
今シーズン記録した4点のうち3点が
アディショナルタイムの同点弾。この人が今シーズン
甲府にもたらした勝ち点なしに
プレーオフ進出はなかっただろう。身長184センチを活かした高さと最後まで諦めない献身的なプレーはチームを1つにするきっかけになったはずだ。退団は残念であるが、J2通算377試合93点という絶対的な経験値はまだまだ必要とされるチームがあるはずだ。新天地でも持ち前の明るいキャ
ラクターを武器に活躍に期待したい。
田中佑昌(FW/33歳)
無尽蔵なスタミナ、リーグトップクラスのスプリントで
甲府のサッカーを4年にも渡り支えた。2016年には
Jリーグフェアプレー選手賞も受賞し、フェアプレー精神を最も持ち合わせたプレイヤーだ。攻守においてアクセントをつけ、常にチームプレーに徹する献身的な姿勢、フェアプレーを守るスタイルは次のステージでも必ず必要とされるだろう。今後も活躍に期待したい。
横谷繁(MF/32歳)
ボランチ、シャドーとしてゲームコン
トロールに優れ、今シーズンの
甲府の形を作ってくれた選手。また、決定力にも優れ、古巣大宮戦での決勝PK弾は多くの人の心に印象を残した。伊藤彰監督とは大宮時代から共に戦い、伊藤監督の理想のサッカーを最も体現してきた選手だろう。まだまだ、必要するチームも多くあるはずだ。新天地での躍動に期待したい。